2013年6月3日月曜日

子夏問孝 子曰色難

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子夏問孝子曰色難有事弟子服其勞有酒食先生饌曾是以爲孝乎

子夏問孝。
子曰、色難。
有事、弟子服其勞。
有酒食、先生饌。
曾是以爲孝乎。

子夏、孝を問う。
子曰く、色に難しと、
事有れば、弟子其の労に服す、
首食(しゅし)有れば、先生に饌す、
曾(すなわ)ち是れを以て孝と為す乎(か) と。

食はシと発音して飯の意とされている。

曾は乃に同じとされる曾である。

子夏が孝について聞いた。
先生曰く、
家庭内では、色(表情:言外の振る舞い、内心の表現)が難しい、ということを考えてごらん。

この学園でもそうだが、出来事や定例の行事があると、若い者はその実際の準備や世話をすることになる、それで、酒や料理が調うとまず先輩からとお給仕をするものだろう。これは決まり事なのだから、家庭で親に同じことをしてことさらにこれを孝と言うことが出来ようかい。

だから初めに言ったこと「色に難し」を考えて見ることだ。顔に出る出ない、言う言わない、親子の関係はそれ以上のものじゃないかね。表情一つで安心もすれば不安にもなる、そこを分かって気遣いをしていけるのが孝ということに繋がっておるのじゃないかな。

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